東南アジア主要国で外国人が土地付住宅を購入・所有できる数少ない国「マレーシア」
マレーシアは東南アジアの中でも、日本人をはじめ外国人による不動産購入人気が高い国です。安定した経済成長、人口増加、低い天災リスク、物価の安さ、英語圏、相対的に安い住宅価格等、数多くの居住・投資に最適な環境が評判を呼んでいるだけではなく、「東南アジアの中で最も外国人に対して開かれた不動産市場」であることが羨望の眼差しを集める要因となっています。
■東南アジア主要各国・不動産規制等比較表(日本在住の日本人の場合)
土地付住宅購入・所有権 | コンド購入・所有権 | 住宅ローン | 売買契約書(英語) | |
マレーシア | ○ | ○ | ○ | ○ |
シンガポール | ✕(一部を除く) | ○ | ○ | ○ |
フィリピン | ✕ | ○ | ○ | ○ |
タイ | ✕ | ○ | △ | ✕ |
カンボジア | ✕ | ○ | △ | △ |
インドネシア | ✕ | △ | ✕ | ✕ |
ベトナム | ○ | ○ | △ | ✕ |
マレーシアは、国内不動産市場を活性化させるために、2006年12月の法改正によって規制を一段と緩和し、国策で外国人による不動産所有を奨励しています。価格上昇を防ぐため、外国人によるマレーシア不動産購入価格は原則的に最低100万リンギット以上(一部州は異なる)で、購入時には州政府の合意を取得する最低条件等はあるものの、それ以外は非常に透明性が高く、外国人でもマレーシア人と同条件で不動産を購入することができます。また、一部現地大手銀行では、非居住者の外国人でも物件価格の最大50%程度のローンを組むことが可能です。
シンガポール、タイ、フィリピン等、他の東南アジア主要国では、外国人による土地付住宅購入を原則的に禁じる国が多い中、マレーシアが「東南アジア主要国の中で、外国人が合法的に土地付住宅を購入・所有できる数少ない国」であることは、決定的な違いの一つです。
また、マレーシアでは非居住者の外国人でも、土地付物件やコンドミニアム等を購入制限なく幾つでも所有でき、それらを自分名義で登記できます。更に、長くイギリスの植民地下にあった背景から、法律・契約面は英国法基準でしっかりと整備されるなど安心感も高く、政治リスクもほとんどない上、英語圏でもあるため、売買契約書も英語と外国人でも安心して不動産を購入できる環境が整っています。
土地付住宅の種類
マレーシアの土地付住宅には主に「バンガロー」「セミ・ディタッチ」「リンクハウス」の3種類があります。中でも「バンガロー」は、マレーシア人にとって一度は住んでみたい憧れの物件であり、広い専有面積がもたらす開放的な住空間を誇る邸宅となっています。また、高級土地付住宅は、その「生活街区」自体が塀等で外と仕切られ、24時間ガードマン常駐のセキュリティゲートも付いており、欧米の高級住宅街と変わらない景観を誇る物件も少なくなく、「ゴルフ会員権」が付随する物件もあります。
コンドミニアムとはまた異なる住みやすさを持ち合わせる土地付住宅。マレーシアにおいては、不動産価値上昇など中長期的なメリットが望めるだけではなく、日本よりも安い価格で開放的な住空間を享受できます。また、マレーシアでは犬などペットを飼うことを認めていないコンドミニアムが多いため、ペットを飼いたい方には土地付住宅がオススメです。
【バンガロー】
日本でいう庭付きの一戸建て住宅は「バンガロー(Bungalow)」と呼ばれており、住宅が他の所有者の住宅に接していない建物で、大きな庭も付随しています。高級バンガローはマレーシアの富裕層が最も憧れる物件タイプです。また、「ディタッチハウス(detached house)」とも呼ばれます。
【セミ・ディタッチ】
「セミ・ディタッチ(Semi-Detached House)」は2戸の住宅の壁が接している物件(1棟2件の住宅)で、一般的に専用の庭も付いており、マレーシアの富裕層が好む物件です。省略して「セミディー(Semi-D)」と呼ばれることもあります。
【リンクハウス】
「リンクハウス(Link House)」は日本でいうと長屋形式の物件で数戸の住宅がつながっており、端を除いて両隣の住宅と壁が接している物件で、主にマレーシアの中流階級に好まれますが、高級なリンクハウスも少なくありません。「セミ・ディタッチ」より小さくはなりますが、建物の前後に専用の庭が付いているタイプもあります。「テラスハウス(terraced house)」とも呼ばれています。
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(日本人または日本語が話せる現地スタッフが視察に同行し、ご案内と各種サポートを致します)